القرآن باللغة اليابانية - سورة الشعراء مترجمة إلى اللغة اليابانية، Surah Shuara in Japanese. نوفر ترجمة دقيقة سورة الشعراء باللغة اليابانية - Japanese, الآيات 227 - رقم السورة 26 - الصفحة 367.
طسم (1) ター・スィーン・ミーム。 |
تِلْكَ آيَاتُ الْكِتَابِ الْمُبِينِ (2) これは明瞭な啓典の印である。 |
لَعَلَّكَ بَاخِعٌ نَّفْسَكَ أَلَّا يَكُونُوا مُؤْمِنِينَ (3) かれらが信者になろうとしないため,あなたは多分,死ぬ程苦悩していることであろう。 |
إِن نَّشَأْ نُنَزِّلْ عَلَيْهِم مِّنَ السَّمَاءِ آيَةً فَظَلَّتْ أَعْنَاقُهُمْ لَهَا خَاضِعِينَ (4) もしわれがそのつもりとなり,天から印を下せば,かれらはそれに恐れ入って謙虚になるであろう。 |
وَمَا يَأْتِيهِم مِّن ذِكْرٍ مِّنَ الرَّحْمَٰنِ مُحْدَثٍ إِلَّا كَانُوا عَنْهُ مُعْرِضِينَ (5) だが,慈悲深き御方からかれらに新しい訓戒が齎される度に,かれらはいつも背き去る。 |
فَقَدْ كَذَّبُوا فَسَيَأْتِيهِمْ أَنبَاءُ مَا كَانُوا بِهِ يَسْتَهْزِئُونَ (6) かれらは(それを)嘘であるとする。だが今にその愚弄することが,真実となって,かれらに降りかかるのである。 |
أَوَلَمْ يَرَوْا إِلَى الْأَرْضِ كَمْ أَنبَتْنَا فِيهَا مِن كُلِّ زَوْجٍ كَرِيمٍ (7) かれらは,かの大地を見ないのか。如何に多くの,凡ての尊いものを,われはそこで育てるかを。 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (8) 本当にその中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (9) 本当にあなたの主,かれは偉力ならびなく慈悲深い御方である。 |
وَإِذْ نَادَىٰ رَبُّكَ مُوسَىٰ أَنِ ائْتِ الْقَوْمَ الظَّالِمِينَ (10) あなたの主がムーサーに呼びかけ,こう仰せられた時を思いなさい。「不法な民の許に行け。 |
قَوْمَ فِرْعَوْنَ ۚ أَلَا يَتَّقُونَ (11) フィルアウンの民の許に。かれらは主を畏れないのか。」 |
قَالَ رَبِّ إِنِّي أَخَافُ أَن يُكَذِّبُونِ (12) かれは申し上げた。「わたしの主よ,かれらがわたしを嘘付き呼ばわりすることを恐れま す。 |
وَيَضِيقُ صَدْرِي وَلَا يَنطَلِقُ لِسَانِي فَأَرْسِلْ إِلَىٰ هَارُونَ (13) わたしの胸は圧迫され,またわたしの舌は縺れます。ですからハールーンを,遺わし(助け)て下さい。 |
وَلَهُمْ عَلَيَّ ذَنبٌ فَأَخَافُ أَن يَقْتُلُونِ (14) また(その上)かれらは,わたしに罪を科しているので,わたしを殺すのを恐れます。」 |
قَالَ كَلَّا ۖ فَاذْهَبَا بِآيَاتِنَا ۖ إِنَّا مَعَكُم مُّسْتَمِعُونَ (15) かれは仰せられた。「決してそうではない。あなたがた両人は,わが印を持って行け。本当にわれは,あなたがたと一緒にいて,聞いているのである。 |
فَأْتِيَا فِرْعَوْنَ فَقُولَا إِنَّا رَسُولُ رَبِّ الْعَالَمِينَ (16) それであなたがた両人は,フィルアウンの許に行って言ってやるがいい。『わたしたちは,万有の主から遣わされた使徒であるから, |
أَنْ أَرْسِلْ مَعَنَا بَنِي إِسْرَائِيلَ (17) イスラエルの子孫を,わたしたちと一緒に行かせて下さい』と。」 |
قَالَ أَلَمْ نُرَبِّكَ فِينَا وَلِيدًا وَلَبِثْتَ فِينَا مِنْ عُمُرِكَ سِنِينَ (18) かれは言った。「あなたは幼少の時,わたしたちの間で育てられたではないか。あなたの生涯の多くの年月を,わたしたちの間で過ごしたではないか。 |
وَفَعَلْتَ فَعْلَتَكَ الَّتِي فَعَلْتَ وَأَنتَ مِنَ الْكَافِرِينَ (19) それなのにあなたは酷いことをしでかしたものだ。あなたは恩を忘れる者の仲間である。」 |
قَالَ فَعَلْتُهَا إِذًا وَأَنَا مِنَ الضَّالِّينَ (20) かれ(ムーサー)は言った。「わたしが,それを行ったのは邪道に踏み迷っていた時のこと である。 |
فَفَرَرْتُ مِنكُمْ لَمَّا خِفْتُكُمْ فَوَهَبَ لِي رَبِّي حُكْمًا وَجَعَلَنِي مِنَ الْمُرْسَلِينَ (21) それでわたしは恐ろしくなって,あなたがたから逃げだした。だが,主はわたしに知識を授けて,使徒の一人となされたのである。 |
وَتِلْكَ نِعْمَةٌ تَمُنُّهَا عَلَيَّ أَنْ عَبَّدتَّ بَنِي إِسْرَائِيلَ (22) あなたはイスラエルの子孫を奴隷としておきながら,それがわたしに好意を示す恩恵であるとでもいうのですか。」 |
قَالَ فِرْعَوْنُ وَمَا رَبُّ الْعَالَمِينَ (23) フィルアウンは言った。「万有の主とは,何ですか。」 |
قَالَ رَبُّ السَّمَاوَاتِ وَالْأَرْضِ وَمَا بَيْنَهُمَا ۖ إِن كُنتُم مُّوقِنِينَ (24) かれ(ムーサー)は言った。「天と地,そしてその間の凡ての有の主であられます。あなたがたがもし(これを)悟ったならば。」 |
قَالَ لِمَنْ حَوْلَهُ أَلَا تَسْتَمِعُونَ (25) かれ(フィルアウン)は,左右の者に向かって言った。「あなたがたは聞きましたか。」 |
قَالَ رَبُّكُمْ وَرَبُّ آبَائِكُمُ الْأَوَّلِينَ (26) かれ(ムーサー)は言った。「あなたがたの主,また昔からのあなたがたの祖先の主でもあられます。」 |
قَالَ إِنَّ رَسُولَكُمُ الَّذِي أُرْسِلَ إِلَيْكُمْ لَمَجْنُونٌ (27) かれ(フィルアウンは左右の者に)言った。「あなたがたに遣わされたこの使徒は,本当に気違いです。」 |
قَالَ رَبُّ الْمَشْرِقِ وَالْمَغْرِبِ وَمَا بَيْنَهُمَا ۖ إِن كُنتُمْ تَعْقِلُونَ (28) かれ(ムーサー)は言った。「東と西,またその間にある万有の主であられます。あなたがたがもし理解するのであれば。」 |
قَالَ لَئِنِ اتَّخَذْتَ إِلَٰهًا غَيْرِي لَأَجْعَلَنَّكَ مِنَ الْمَسْجُونِينَ (29) かれ(フィルアウン)は言った。「あなたが,もしわたし以外に神を立てるならば,わたしは必ずあなたを囚人にするでしょう。」 |
قَالَ أَوَلَوْ جِئْتُكَ بِشَيْءٍ مُّبِينٍ (30) かれ(ムーサー)は言った。「わたしがもし,明白な何物かを,あなたに齎してもですか。」 |
قَالَ فَأْتِ بِهِ إِن كُنتَ مِنَ الصَّادِقِينَ (31) かれ(フィルアウン)は言った。「あなたの言うことが本当なら,それを示しなさい。」 |
فَأَلْقَىٰ عَصَاهُ فَإِذَا هِيَ ثُعْبَانٌ مُّبِينٌ (32) それで(ムーサー)は杖を投げた。見るがいい。それは明らかに蛇となる。 |
وَنَزَعَ يَدَهُ فَإِذَا هِيَ بَيْضَاءُ لِلنَّاظِرِينَ (33) またかれの手を差し伸べると,見るがいい。それは誰が見ても真っ白である。 |
قَالَ لِلْمَلَإِ حَوْلَهُ إِنَّ هَٰذَا لَسَاحِرٌ عَلِيمٌ (34) かれ(フィルアウン)は左右の長老たちに言った。「本当にこれは,老練な魔術師である。 |
يُرِيدُ أَن يُخْرِجَكُم مِّنْ أَرْضِكُم بِسِحْرِهِ فَمَاذَا تَأْمُرُونَ (35) かれはその魔術で,あなたがたをこの国から追い出そうとしている。それであなたがたはどうしようというのか。」 |
قَالُوا أَرْجِهْ وَأَخَاهُ وَابْعَثْ فِي الْمَدَائِنِ حَاشِرِينَ (36) かれらは言った。「(久しく)かれとその兄弟を待機させ,使いの者を諸都市に遺わし, |
يَأْتُوكَ بِكُلِّ سَحَّارٍ عَلِيمٍ (37) 凡ての老練な魔術師をあなたの許に召し出されよ。」 |
فَجُمِعَ السَّحَرَةُ لِمِيقَاتِ يَوْمٍ مَّعْلُومٍ (38) そこで魔術師たちは,決められた日の決められた時刻に集められた。 |
وَقِيلَ لِلنَّاسِ هَلْ أَنتُم مُّجْتَمِعُونَ (39) また民衆に向かっても,「あなたがたは(全部)集合したのか。」と告げられた。 |
لَعَلَّنَا نَتَّبِعُ السَّحَرَةَ إِن كَانُوا هُمُ الْغَالِبِينَ (40) (人びとは言う。)「魔術師の方が勝てば,わたしたちはかれら(の教え)に従おうではないですか。」 |
فَلَمَّا جَاءَ السَّحَرَةُ قَالُوا لِفِرْعَوْنَ أَئِنَّ لَنَا لَأَجْرًا إِن كُنَّا نَحْنُ الْغَالِبِينَ (41) 魔術師たちはやって来るなり,フィルアウンに言った。「わたしたちが勝てば,必ず褒美があるでしょうか。」 |
قَالَ نَعَمْ وَإِنَّكُمْ إِذًا لَّمِنَ الْمُقَرَّبِينَ (42) かれ(フィルアウン)は言った。「勿論である。その場合あなたがたは,必ず側近となろう。」 |
قَالَ لَهُم مُّوسَىٰ أَلْقُوا مَا أَنتُم مُّلْقُونَ (43) ムーサーはかれらに向かって言った。「あなたがたの投げるものを,投げなさい。」 |
فَأَلْقَوْا حِبَالَهُمْ وَعِصِيَّهُمْ وَقَالُوا بِعِزَّةِ فِرْعَوْنَ إِنَّا لَنَحْنُ الْغَالِبُونَ (44) そこでかれらは,縄と杖を投げて言った。「フィルアウンの御威光に誓けて,わたしたちは必ず勝利者になろう。」 |
فَأَلْقَىٰ مُوسَىٰ عَصَاهُ فَإِذَا هِيَ تَلْقَفُ مَا يَأْفِكُونَ (45) その時ムーサーが杖を投げると,見るがいい。それはかれらの捏造したものを,呑み込んでしまった。 |
فَأُلْقِيَ السَّحَرَةُ سَاجِدِينَ (46) そこで魔術師たちは,さっと伏しサジダして, |
قَالُوا آمَنَّا بِرَبِّ الْعَالَمِينَ (47) 言った。「わたしたちは,万有の主を信じます。 |
رَبِّ مُوسَىٰ وَهَارُونَ (48) ムーサーとハールーンの主を。」 |
قَالَ آمَنتُمْ لَهُ قَبْلَ أَنْ آذَنَ لَكُمْ ۖ إِنَّهُ لَكَبِيرُكُمُ الَّذِي عَلَّمَكُمُ السِّحْرَ فَلَسَوْفَ تَعْلَمُونَ ۚ لَأُقَطِّعَنَّ أَيْدِيَكُمْ وَأَرْجُلَكُم مِّنْ خِلَافٍ وَلَأُصَلِّبَنَّكُمْ أَجْمَعِينَ (49) かれ(フィルアウン)は言った。「あなたがたは,わたしの許しも得ないうちにかれを信じるのか。きっとかれは,あなたがたに魔術を教えた,あなたがたの首長であろう。だが,やがて思い知るであろう。わたしは必ずあなたがたの手と足を互い違いに切断し,あなたがたを,凡て磔の刑にするであろう。」 |
قَالُوا لَا ضَيْرَ ۖ إِنَّا إِلَىٰ رَبِّنَا مُنقَلِبُونَ (50) かれらは言った。「構いません。わたしたちは,自分の主の許に帰るだけですから。 |
إِنَّا نَطْمَعُ أَن يَغْفِرَ لَنَا رَبُّنَا خَطَايَانَا أَن كُنَّا أَوَّلَ الْمُؤْمِنِينَ (51) わたしたちの願いは,只主が,わたしたちの数々の過ちを赦され,わたしたちが信者たちの先がけになることです。」 |
۞ وَأَوْحَيْنَا إِلَىٰ مُوسَىٰ أَنْ أَسْرِ بِعِبَادِي إِنَّكُم مُّتَّبَعُونَ (52) われはムーサーに,「わがしもべたちと一緒に,夜の間に旅立て。あなたがたは必ず追手がかかるであろう。」と啓示した。 |
فَأَرْسَلَ فِرْعَوْنُ فِي الْمَدَائِنِ حَاشِرِينَ (53) その時フィルアウンは,使いの者を諸都市に遣わし, |
إِنَّ هَٰؤُلَاءِ لَشِرْذِمَةٌ قَلِيلُونَ (54) (言わせた)「これらの者は,ほんの少数の群れに過ぎないのです。 |
وَإِنَّهُمْ لَنَا لَغَائِظُونَ (55) かれらは,わたしたちに腹を立てているでしょうが, |
وَإِنَّا لَجَمِيعٌ حَاذِرُونَ (56) わたしたちは,警戒を整え,軍勢も多いのです。」 |
فَأَخْرَجْنَاهُم مِّن جَنَّاتٍ وَعُيُونٍ (57) それでわれは,かれらを果樹園や泉から追い出し, |
وَكُنُوزٍ وَمَقَامٍ كَرِيمٍ (58) 財宝や栄誉ある地位から追放した。 |
كَذَٰلِكَ وَأَوْرَثْنَاهَا بَنِي إِسْرَائِيلَ (59) そんな次第であった。そしてわれはイスラエルの子孫たちに,これらのものを(外の所で)継がせた。 |
فَأَتْبَعُوهُم مُّشْرِقِينَ (60) さてかれら(フィルアウンの軍勢)は日の出の時,かれらを追って来た。 |
فَلَمَّا تَرَاءَى الْجَمْعَانِ قَالَ أَصْحَابُ مُوسَىٰ إِنَّا لَمُدْرَكُونَ (61) 両者が互いに姿が見えるようになると,ムーサーの仲間は言った。「わたしたちは,必ず追いつかれるであろう。」 |
قَالَ كَلَّا ۖ إِنَّ مَعِيَ رَبِّي سَيَهْدِينِ (62) かれ(ムーサー)は言った。「決して,決して。本当に主はわたしと共におられます。直ぐに御導きがあるでしょう。」 |
فَأَوْحَيْنَا إِلَىٰ مُوسَىٰ أَنِ اضْرِب بِّعَصَاكَ الْبَحْرَ ۖ فَانفَلَقَ فَكَانَ كُلُّ فِرْقٍ كَالطَّوْدِ الْعَظِيمِ (63) その時,われはムーサーに啓示した。「あなたの杖で海を打て。」するとそれは分れたが,それぞれの割れた部分は巨大な山のようであった。 |
وَأَزْلَفْنَا ثَمَّ الْآخَرِينَ (64) われはまた,外の群をそこに誘き込んだ。 |
وَأَنجَيْنَا مُوسَىٰ وَمَن مَّعَهُ أَجْمَعِينَ (65) そしてわれは,ムーサーそしてかれと共にいた人びと凡てを救った。 |
ثُمَّ أَغْرَقْنَا الْآخَرِينَ (66) だが他の者たちを,溺れさせた。 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (67) 本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (68) 本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深くあられる。 |
وَاتْلُ عَلَيْهِمْ نَبَأَ إِبْرَاهِيمَ (69) イブラーヒームの物語をかれらに語りなさい。 |
إِذْ قَالَ لِأَبِيهِ وَقَوْمِهِ مَا تَعْبُدُونَ (70) かれが父親とかれの人びとに向かって,「あなたがたは何を崇拝するのですか。」と言った時を思い起しなさい。 |
قَالُوا نَعْبُدُ أَصْنَامًا فَنَظَلُّ لَهَا عَاكِفِينَ (71) かれらは言った。「わたしたちは偶像を崇拝し,いつもこれに仕えるのです。」 |
قَالَ هَلْ يَسْمَعُونَكُمْ إِذْ تَدْعُونَ (72) かれは言った。「あなたがたが祈る時かれら(偶像)は聞くのか。 |
أَوْ يَنفَعُونَكُمْ أَوْ يَضُرُّونَ (73) またかれら(偶像)は,あなたがたを益するのですか,それとも害するのですか。」 |
قَالُوا بَلْ وَجَدْنَا آبَاءَنَا كَذَٰلِكَ يَفْعَلُونَ (74) かれらは言った。「いや,わたしたちの祖先が,こうしているのを見たのです。」 |
قَالَ أَفَرَأَيْتُم مَّا كُنتُمْ تَعْبُدُونَ (75) かれは言った。「それならあなたがたは,あなたがたが今迄崇拝してきたものに就いて考えてみたのですか。 |
أَنتُمْ وَآبَاؤُكُمُ الْأَقْدَمُونَ (76) あなたがたも,昔の祖先たちも(崇拝していたものに就いて)。 |
فَإِنَّهُمْ عَدُوٌّ لِّي إِلَّا رَبَّ الْعَالَمِينَ (77) 万有の主を除いては,かれらはわたしの敵です。 |
الَّذِي خَلَقَنِي فَهُوَ يَهْدِينِ (78) かれはわたしを創られた方で,わたしを導かれ, |
وَالَّذِي هُوَ يُطْعِمُنِي وَيَسْقِينِ (79) わたしに食料を支給し,また飲料を授けられた御方。 |
وَإِذَا مَرِضْتُ فَهُوَ يَشْفِينِ (80) また病気になれば,かれはわたしを癒して下さいます。 |
وَالَّذِي يُمِيتُنِي ثُمَّ يُحْيِينِ (81) わたしを死なせ,それから生き返らせられる御方。 |
وَالَّذِي أَطْمَعُ أَن يَغْفِرَ لِي خَطِيئَتِي يَوْمَ الدِّينِ (82) 審判の日には,罪過を御赦し下されるよう,わたしが願い望む方である。 |
رَبِّ هَبْ لِي حُكْمًا وَأَلْحِقْنِي بِالصَّالِحِينَ (83) 主よ,英知をわたしに授け,正しい者たちの仲間に入れて下さい。 |
وَاجْعَل لِّي لِسَانَ صِدْقٍ فِي الْآخِرِينَ (84) わたしを後々の世まで真実を伝えた者として下さい。 |
وَاجْعَلْنِي مِن وَرَثَةِ جَنَّةِ النَّعِيمِ (85) わたしを至福の園を継ぐ者になされ, |
وَاغْفِرْ لِأَبِي إِنَّهُ كَانَ مِنَ الضَّالِّينَ (86) わたしの父を御赦し下さい。本当にかれは迷った者の仲間ですが。 |
وَلَا تُخْزِنِي يَوْمَ يُبْعَثُونَ (87) また(人びとが)復活させられる日に,わたしの面目を失わせないで下さい。 |
يَوْمَ لَا يَنفَعُ مَالٌ وَلَا بَنُونَ (88) その日には,財宝も息子たちも,役立ちません。 |
إِلَّا مَنْ أَتَى اللَّهَ بِقَلْبٍ سَلِيمٍ (89) ただ汚れのない心を,アッラーに棒げる者だけは別ですが。」 |
وَأُزْلِفَتِ الْجَنَّةُ لِلْمُتَّقِينَ (90) 楽園は,主を畏れる者に近付けられ, |
وَبُرِّزَتِ الْجَحِيمُ لِلْغَاوِينَ (91) 邪道に迷った者には,火獄が現われよう。 |
وَقِيلَ لَهُمْ أَيْنَ مَا كُنتُمْ تَعْبُدُونَ (92) そしてかれらは言われよう。「あなたがたが,崇めていた(神々)は何処にいるのですか。 |
مِن دُونِ اللَّهِ هَلْ يَنصُرُونَكُمْ أَوْ يَنتَصِرُونَ (93) アッラーを外にして(拝していたもの)はあなたがたを助けられるのですか,または自分自身を助けられるのですか。」 |
فَكُبْكِبُوا فِيهَا هُمْ وَالْغَاوُونَ (94) そこでかれらも誘惑した者たちも,その中に投げ込まれる。 |
وَجُنُودُ إِبْلِيسَ أَجْمَعُونَ (95) またイブリース(悪魔)の軍勢も全部一緒に。 |
قَالُوا وَهُمْ فِيهَا يَخْتَصِمُونَ (96) かれらはそこで,口論して言うであろう。 |
تَاللَّهِ إِن كُنَّا لَفِي ضَلَالٍ مُّبِينٍ (97) 「アッラーに誓って言います。わたしたちは明らかに誤っていたのです。 |
إِذْ نُسَوِّيكُم بِرَبِّ الْعَالَمِينَ (98) 万有の主と同位に,あなたがたを配したのですから。 |
وَمَا أَضَلَّنَا إِلَّا الْمُجْرِمُونَ (99) わたしたちを迷わせたのは,罪深い者たちに外ならない。 |
فَمَا لَنَا مِن شَافِعِينَ (100) それでわたしたちには,誰も執り成す者もなく, |
وَلَا صَدِيقٍ حَمِيمٍ (101) 一人の真の友もないのです。 |
فَلَوْ أَنَّ لَنَا كَرَّةً فَنَكُونَ مِنَ الْمُؤْمِنِينَ (102) わたしたちがもう一度返ることが出来るなら,本当に信者の仲間に入るのですが。」 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (103) 本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (104) 本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深くあられる。 |
كَذَّبَتْ قَوْمُ نُوحٍ الْمُرْسَلِينَ (105) ヌーフの民も,使徒たちを信じなかった。 |
إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ نُوحٌ أَلَا تَتَّقُونَ (106) かれらの同胞のヌーフが,かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは,主を畏れないのですか。 |
إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ (107) 本当にわたしは,あなたがたへの誠実な使徒です。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (108) それでアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ الْعَالَمِينَ (109) わたしは,それに対しあなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (110) だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。」 |
۞ قَالُوا أَنُؤْمِنُ لَكَ وَاتَّبَعَكَ الْأَرْذَلُونَ (111) かれらは言った。「最も卑しい者たちがあなたに従っているというのに,わたしたちまであなたを信じるのですか。」 |
قَالَ وَمَا عِلْمِي بِمَا كَانُوا يَعْمَلُونَ (112) かれ(ヌーフ)は言った。「かれらが行っていることに就いて,わたしが何を知りましょうか。 |
إِنْ حِسَابُهُمْ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّي ۖ لَوْ تَشْعُرُونَ (113) かれらの清算は,只わたしの主に属するのです。もしあなたがたが理解するならば。 |
وَمَا أَنَا بِطَارِدِ الْمُؤْمِنِينَ (114) またわたしは,信仰する者たちを追い払いません。 |
إِنْ أَنَا إِلَّا نَذِيرٌ مُّبِينٌ (115) わたしは公明な一人の警告者に過ぎないのです。」 |
قَالُوا لَئِن لَّمْ تَنتَهِ يَا نُوحُ لَتَكُونَنَّ مِنَ الْمَرْجُومِينَ (116) かれらは言った。「あなたが止めないなら,ヌーフよ,必ず石打ちにされるでしょう。」 |
قَالَ رَبِّ إِنَّ قَوْمِي كَذَّبُونِ (117) かれは(祈って)言った。「主よ,本当にわたしの民はわたしを嘘付きであると申します。 |
فَافْتَحْ بَيْنِي وَبَيْنَهُمْ فَتْحًا وَنَجِّنِي وَمَن مَّعِيَ مِنَ الْمُؤْمِنِينَ (118) それでわたしとかれらの間を,確り御裁き下され,わたしと,わたしと一緒の信者たちを救って下さい。」 |
فَأَنجَيْنَاهُ وَمَن مَّعَهُ فِي الْفُلْكِ الْمَشْحُونِ (119) そこでわれはかれと,かれと一緒の者たちを,満載した舟の中に救ってやった。 |
ثُمَّ أَغْرَقْنَا بَعْدُ الْبَاقِينَ (120) それからわれは後に残った者たちを溺れさせた。 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (121) 本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (122) 本当にあなたの主,かれは偉力ならびなく慈悲深くあられる。 |
كَذَّبَتْ عَادٌ الْمُرْسَلِينَ (123) アード(の民)も,使徒たちを嘘付きであるとした。 |
إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ هُودٌ أَلَا تَتَّقُونَ (124) かれらの同胞のフードがかれらに言った時を思い起せ。「あなたがたは主を畏れないのですか。 |
إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ (125) 本当にわたしは,あなたがたへの誠実な使徒です。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (126) だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ الْعَالَمِينَ (127) またわたしは,このことであなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。 |
أَتَبْنُونَ بِكُلِّ رِيعٍ آيَةً تَعْبَثُونَ (128) あなたがたは高地という高地に悪戯に碑を建てるのですか。 |
وَتَتَّخِذُونَ مَصَانِعَ لَعَلَّكُمْ تَخْلُدُونَ (129) またあなたがたは(永遠に)住もうとして,堅固な高楼を建てるのですか。 |
وَإِذَا بَطَشْتُم بَطَشْتُمْ جَبَّارِينَ (130) あなたがたは暴力を振う時,暴虐者のように振舞うのですか。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (131) アッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَاتَّقُوا الَّذِي أَمَدَّكُم بِمَا تَعْلَمُونَ (132) あなたがたが知る程のものを,授けられる方を畏れなさい。 |
أَمَدَّكُم بِأَنْعَامٍ وَبَنِينَ (133) かれは数々の家畜と子孫を,あなたがたに授けられ, |
وَجَنَّاتٍ وَعُيُونٍ (134) また果樹園や泉をも授けられた。 |
إِنِّي أَخَافُ عَلَيْكُمْ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍ (135) わたしはあなたがたに加えられる偉大な日の懲罰を本当に恐れる。」 |
قَالُوا سَوَاءٌ عَلَيْنَا أَوَعَظْتَ أَمْ لَمْ تَكُن مِّنَ الْوَاعِظِينَ (136) かれらは言った。「あなたが説教しても説教しなくても,わたしたちにとっては同じことです。 |
إِنْ هَٰذَا إِلَّا خُلُقُ الْأَوَّلِينَ (137) 本当にこれは,昔のやり方に外なりません。 |
وَمَا نَحْنُ بِمُعَذَّبِينَ (138) わたしたちは懲罰されないのです。」 |
فَكَذَّبُوهُ فَأَهْلَكْنَاهُمْ ۗ إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (139) かれらは,かれを嘘付きであるとした。そこでわれはかれらを滅ぼした。本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (140) 本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。 |
كَذَّبَتْ ثَمُودُ الْمُرْسَلِينَ (141) サムード(の民)も,使徒たちを嘘付きであるとした。 |
إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ صَالِحٌ أَلَا تَتَّقُونَ (142) かれらの同胞サーリフが,かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは主を畏れないのですか。 |
إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ (143) 本当にわたしは,あなたがたへの誠実な使徒です。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (144) だからアッラーを畏れわたしに従いなさい。 |
وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ الْعَالَمِينَ (145) わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。 |
أَتُتْرَكُونَ فِي مَا هَاهُنَا آمِنِينَ (146) あなたがたはここで,いつまでも安泰でいられましょうか。 |
فِي جَنَّاتٍ وَعُيُونٍ (147) 果樹園や泉, |
وَزُرُوعٍ وَنَخْلٍ طَلْعُهَا هَضِيمٌ (148) 穀物畑や,見事な若実を付けるナツメヤシの園, |
وَتَنْحِتُونَ مِنَ الْجِبَالِ بُيُوتًا فَارِهِينَ (149) また(岩)山に,あなたがたが巧みに家を切り穿っても(安泰であり得ようか)。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (150) だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَلَا تُطِيعُوا أَمْرَ الْمُسْرِفِينَ (151) あなたがたは,無法な常軌を逸した者の命令に,従ってはなりません。 |
الَّذِينَ يُفْسِدُونَ فِي الْأَرْضِ وَلَا يُصْلِحُونَ (152) かれらは地上に危害を引き起す者で,(悪弊を)矯正する者ではありません。」 |
قَالُوا إِنَّمَا أَنتَ مِنَ الْمُسَحَّرِينَ (153) かれらは言った。「あなたは憑かれた者に過ぎません。 |
مَا أَنتَ إِلَّا بَشَرٌ مِّثْلُنَا فَأْتِ بِآيَةٍ إِن كُنتَ مِنَ الصَّادِقِينَ (154) あなたは,わたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。あなたの言うのが本当なら,わたしたちに印を齎しなさい。」 |
قَالَ هَٰذِهِ نَاقَةٌ لَّهَا شِرْبٌ وَلَكُمْ شِرْبُ يَوْمٍ مَّعْلُومٍ (155) かれ(サーリフ)は言った。「ここに一頭の雌ラクダがいます。それにも水飲み日があり,またあなたがたにも,(それぞれ)決められた水飲み日があります。 |
وَلَا تَمَسُّوهَا بِسُوءٍ فَيَأْخُذَكُمْ عَذَابُ يَوْمٍ عَظِيمٍ (156) 偉大な日の懲罰があなたがたを襲わないよう,それに害を加えてはなりません。」 |
فَعَقَرُوهَا فَأَصْبَحُوا نَادِمِينَ (157) だがかれらは,その腱を切って不具にし,たちまち後悔することになった。 |
فَأَخَذَهُمُ الْعَذَابُ ۗ إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (158) それは懲罰がかれらを襲ったからである。本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (159) 本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。 |
كَذَّبَتْ قَوْمُ لُوطٍ الْمُرْسَلِينَ (160) ルートの民も使徒たちを嘘付きであるとした。 |
إِذْ قَالَ لَهُمْ أَخُوهُمْ لُوطٌ أَلَا تَتَّقُونَ (161) 同胞ルートが,かれらに,「あなたがたは主を畏れないのですか。」と言った時を思い起しなさい。 |
إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ (162) 「本当にわたしは,あなたがたへの誠実な使徒です。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (163) だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ الْعَالَمِينَ (164) わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めません。わたしへの報酬は,誰々万有の主から(いただく)だけです。 |
أَتَأْتُونَ الذُّكْرَانَ مِنَ الْعَالَمِينَ (165) あなたがたは創造された者の中男だけに近付き, |
وَتَذَرُونَ مَا خَلَقَ لَكُمْ رَبُّكُم مِّنْ أَزْوَاجِكُم ۚ بَلْ أَنتُمْ قَوْمٌ عَادُونَ (166) 主があなたがたのために創られた配偶者を顧みないのですか。いや,あなたがたは罪を犯す者です。」 |
قَالُوا لَئِن لَّمْ تَنتَهِ يَا لُوطُ لَتَكُونَنَّ مِنَ الْمُخْرَجِينَ (167) かれらは(答えて)言った。「いい加減止めないなら,ルートよ,あなたは必ず追放されるでしょう。」 |
قَالَ إِنِّي لِعَمَلِكُم مِّنَ الْقَالِينَ (168) かれ(ルートは)言った。「わたしは,本当にあなたがたの行いを忌み嫌っています。 |
رَبِّ نَجِّنِي وَأَهْلِي مِمَّا يَعْمَلُونَ (169) 主よ,わたしとわたしの家族を,かれらの所業から御救い下さい。」 |
فَنَجَّيْنَاهُ وَأَهْلَهُ أَجْمَعِينَ (170) それでわれは,かれとかれの家族を凡て救った。 |
إِلَّا عَجُوزًا فِي الْغَابِرِينَ (171) 後に残った,老女(ルートの妻)は別であったが。 |
ثُمَّ دَمَّرْنَا الْآخَرِينَ (172) それから,われは外の者を滅ぼした。 |
وَأَمْطَرْنَا عَلَيْهِم مَّطَرًا ۖ فَسَاءَ مَطَرُ الْمُنذَرِينَ (173) われは,(石の)雨をかれらの上に降らせた。警告されていた者たちには,災厄の雨であった。 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (174) 本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (175) 本当にあなたの主は偉力ならびなき慈悲深き御方であられる。 |
كَذَّبَ أَصْحَابُ الْأَيْكَةِ الْمُرْسَلِينَ (176) 森の人びとも使徒たちを嘘付きであるとした。 |
إِذْ قَالَ لَهُمْ شُعَيْبٌ أَلَا تَتَّقُونَ (177) シュアイブがかれらに,「あなたがたは主を畏れないのですか。」と言った時を思い起しなさい。 |
إِنِّي لَكُمْ رَسُولٌ أَمِينٌ (178) かれ(シュアイブ)は言った。「本当にわたしは,あなたがたへの誠実な使徒です。 |
فَاتَّقُوا اللَّهَ وَأَطِيعُونِ (179) だからアッラーを畏れ,わたしに従いなさい。 |
وَمَا أَسْأَلُكُمْ عَلَيْهِ مِنْ أَجْرٍ ۖ إِنْ أَجْرِيَ إِلَّا عَلَىٰ رَبِّ الْعَالَمِينَ (180) わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は,唯々万有の主から(いただく)だけです。 |
۞ أَوْفُوا الْكَيْلَ وَلَا تَكُونُوا مِنَ الْمُخْسِرِينَ (181) 計量を十分に与え,損をさせてはなりません。 |
وَزِنُوا بِالْقِسْطَاسِ الْمُسْتَقِيمِ (182) 正確な汗で計り, |
وَلَا تَبْخَسُوا النَّاسَ أَشْيَاءَهُمْ وَلَا تَعْثَوْا فِي الْأَرْضِ مُفْسِدِينَ (183) 他人のものを詐取してはなりません。また迷惑を及ぼす行いをして,地上を退廃させてはなりません。 |
وَاتَّقُوا الَّذِي خَلَقَكُمْ وَالْجِبِلَّةَ الْأَوَّلِينَ (184) あなたがたと前の世代の者たちを創られた方,かれを畏れなさい。」 |
قَالُوا إِنَّمَا أَنتَ مِنَ الْمُسَحَّرِينَ (185) するとかれらは言った。「あなたは憑かれた者に過ぎません。 |
وَمَا أَنتَ إِلَّا بَشَرٌ مِّثْلُنَا وَإِن نَّظُنُّكَ لَمِنَ الْكَاذِبِينَ (186) あなたはわたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。どう考えてもあなたは虚言の徒です。 |
فَأَسْقِطْ عَلَيْنَا كِسَفًا مِّنَ السَّمَاءِ إِن كُنتَ مِنَ الصَّادِقِينَ (187) あなたの言うことが真実なら,天の一角をわたしたちの上に落としなさい。」 |
قَالَ رَبِّي أَعْلَمُ بِمَا تَعْمَلُونَ (188) かれ(シュアイブ)は言った。「わたしの主は,あなたがたのすることをよく知っておられます。」 |
فَكَذَّبُوهُ فَأَخَذَهُمْ عَذَابُ يَوْمِ الظُّلَّةِ ۚ إِنَّهُ كَانَ عَذَابَ يَوْمٍ عَظِيمٍ (189) だがかれらはかれを嘘付きであるとした。それであの陰惨な日の懲罰がかれらを襲った。それは本当に厳しい懲罰の日であった。 |
إِنَّ فِي ذَٰلِكَ لَآيَةً ۖ وَمَا كَانَ أَكْثَرُهُم مُّؤْمِنِينَ (190) 本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。 |
وَإِنَّ رَبَّكَ لَهُوَ الْعَزِيزُ الرَّحِيمُ (191) 本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。 |
وَإِنَّهُ لَتَنزِيلُ رَبِّ الْعَالَمِينَ (192) 本当にこの(クルアーン)は,万有の主からの啓示である。 |
نَزَلَ بِهِ الرُّوحُ الْأَمِينُ (193) 誠実な聖霊がそれをたずさえ, |
عَلَىٰ قَلْبِكَ لِتَكُونَ مِنَ الْمُنذِرِينَ (194) あなたの心に(下した)。それであなたは警告者の1人となるために, |
بِلِسَانٍ عَرَبِيٍّ مُّبِينٍ (195) 明瞭なアラビアの言葉で(下されたのである)。 |
وَإِنَّهُ لَفِي زُبُرِ الْأَوَّلِينَ (196) このことは,既に昔の啓典の中に記されている。 |
أَوَلَمْ يَكُن لَّهُمْ آيَةً أَن يَعْلَمَهُ عُلَمَاءُ بَنِي إِسْرَائِيلَ (197) イスラエルの子孫の学者たちがこれを知っていることは,かれら(マッカの多神教徒)にとって,一つの印ではないのか。 |
وَلَوْ نَزَّلْنَاهُ عَلَىٰ بَعْضِ الْأَعْجَمِينَ (198) われが,もしこれをアラブ以外の誰かに啓示したならば, |
فَقَرَأَهُ عَلَيْهِم مَّا كَانُوا بِهِ مُؤْمِنِينَ (199) かれがそれを読誦しても,人びとはそれを信じなかったであろう。 |
كَذَٰلِكَ سَلَكْنَاهُ فِي قُلُوبِ الْمُجْرِمِينَ (200) このように,われは罪深い者たちの心の中に,それ(啓示の一部)を入らせた。 |
لَا يُؤْمِنُونَ بِهِ حَتَّىٰ يَرَوُا الْعَذَابَ الْأَلِيمَ (201) それでもかれらは痛ましい懲罰を見るまでは,この(クルアーン)を信じないであろう。 |
فَيَأْتِيَهُم بَغْتَةً وَهُمْ لَا يَشْعُرُونَ (202) だがその(懲罰)は,かれらの気付かない中に突然襲いかかるであろう。 |
فَيَقُولُوا هَلْ نَحْنُ مُنظَرُونَ (203) その時かれらは,「わたしたちは猶予されないのですか」と言おう。 |
أَفَبِعَذَابِنَا يَسْتَعْجِلُونَ (204) それでもかれらは,われの懲罰を急がせようというのか。 |
أَفَرَأَيْتَ إِن مَّتَّعْنَاهُمْ سِنِينَ (205) あなたはどう思うのか,われがかれらに幾年間も(の現世の生活を)享楽させても, |
ثُمَّ جَاءَهُم مَّا كَانُوا يُوعَدُونَ (206) なお,かれらに約束されたこと(天罰)が来るとすれば, |
مَا أَغْنَىٰ عَنْهُم مَّا كَانُوا يُمَتَّعُونَ (207) 享楽させてもらったことが,かれらにとり何の益になろうか。 |
وَمَا أَهْلَكْنَا مِن قَرْيَةٍ إِلَّا لَهَا مُنذِرُونَ (208) われは警告者を(前もって)遣わさずに何如なる町も滅ぼさなかった。 |
ذِكْرَىٰ وَمَا كُنَّا ظَالِمِينَ (209) (また)気付かせ(た後で)なければ。われは決して不当なことを行うものではない。 |
وَمَا تَنَزَّلَتْ بِهِ الشَّيَاطِينُ (210) また悪魔たちがこれ(啓示)を齎すこともないのである。 |
وَمَا يَنبَغِي لَهُمْ وَمَا يَسْتَطِيعُونَ (211) それはかれらに相応しいものでもなく,またかれらには(そんな)能力もない。 |
إِنَّهُمْ عَنِ السَّمْعِ لَمَعْزُولُونَ (212) かれらは,啓示を聞くことから遠ざけられている。 |
فَلَا تَدْعُ مَعَ اللَّهِ إِلَٰهًا آخَرَ فَتَكُونَ مِنَ الْمُعَذَّبِينَ (213) それでアッラーと一緒に,外のどんな神にも祈ってはならない。さもないとあなたも懲罰される者の仲間となろう。 |
وَأَنذِرْ عَشِيرَتَكَ الْأَقْرَبِينَ (214) あなたの近親者に誓告しなさい。 |
وَاخْفِضْ جَنَاحَكَ لِمَنِ اتَّبَعَكَ مِنَ الْمُؤْمِنِينَ (215) またあなたに従って信仰する者には,(愛の)翼を優しく下げてやりなさい。 |
فَإِنْ عَصَوْكَ فَقُلْ إِنِّي بَرِيءٌ مِّمَّا تَعْمَلُونَ (216) かれらがあなたに従わないなら,「あなたがたが行うことは,わたしに関わりはありません。」と言ってやるがいい。 |
وَتَوَكَّلْ عَلَى الْعَزِيزِ الرَّحِيمِ (217) 偉力ならびなく慈悲深き御方に(後は)御任せしなさい。 |
الَّذِي يَرَاكَ حِينَ تَقُومُ (218) あなたが(礼拝に)立つのを見ておられる方に, |
وَتَقَلُّبَكَ فِي السَّاجِدِينَ (219) またサジダする者たちの間での,あなたの諸動作を(も見ておられる方に)。 |
إِنَّهُ هُوَ السَّمِيعُ الْعَلِيمُ (220) 本当にかれは全聴にして全知であられる。 |
هَلْ أُنَبِّئُكُمْ عَلَىٰ مَن تَنَزَّلُ الشَّيَاطِينُ (221) われは,悪魔たちが誰の上に下るのかあなたがたに告げようか。 |
تَنَزَّلُ عَلَىٰ كُلِّ أَفَّاكٍ أَثِيمٍ (222) かれらは,凡ての嘘付きの徒の上に下る。 |
يُلْقُونَ السَّمْعَ وَأَكْثَرُهُمْ كَاذِبُونَ (223) (悪魔の話に)耳を貸す(者)の多くは嘘付きの徒である。 |
وَالشُّعَرَاءُ يَتَّبِعُهُمُ الْغَاوُونَ (224) また詩人たちのことだが,(悪魔に)唆かされた者たち(だけ)が,かれらに従う。 |
أَلَمْ تَرَ أَنَّهُمْ فِي كُلِّ وَادٍ يَهِيمُونَ (225) あなたは,かれらが凡ての谷間をさ迷い歩くのを見なかったのか。 |
وَأَنَّهُمْ يَقُولُونَ مَا لَا يَفْعَلُونَ (226) またかれらは,自分の行いもしないことを口にするではないか。 |
إِلَّا الَّذِينَ آمَنُوا وَعَمِلُوا الصَّالِحَاتِ وَذَكَرُوا اللَّهَ كَثِيرًا وَانتَصَرُوا مِن بَعْدِ مَا ظُلِمُوا ۗ وَسَيَعْلَمُ الَّذِينَ ظَلَمُوا أَيَّ مُنقَلَبٍ يَنقَلِبُونَ (227) 信仰して善行に勤しむ者,またアッラーを多く唱念し,迫害された後には自らを守る者は別である。不義を行った者たちは,どんな変り方で,移り変っていくかを,やがて知ることになろう。 |